【S8 最終164位 R2048】パルデアの黄色い閃光パオジアン構築
やつはしぃです。
S5ぶりにレート2000達成&最高レートを更新したので記事を書きます。
それでは、よろしくお願いします。
【使用構築】
構築経緯
最恐最悪の厄災ポケモン「パオジアン」にストレスなく勝てないとこのシーズンは勝ちきれないと思い、相手のパオジアンの上から動けるスカーフパオジアンが強いと感じたため、このポケモンから組み始めた。また、環境に非常に多かった飛行テラスカイリューにも強いため、このポケモンを軸として構築を組み始めた。
このパオジアンを使う上で、カイリュー死に出しからの龍舞の起点にされることを防ぐために、引き先としてアンコール持ちのHBゴツメカイリューを採用した。
次に、対面や後投げからしんそくでパオジアンを倒そうとしてくるカイリューの引き先として眼鏡サーフゴーを採用した。
このカイリューサーフゴーという並びは言わずと知れた有名な並びで、相性補完が良く、いろんな構築、ポケモンに対応できる。型の匿名性も高く、本当に強いし、腐らない。この2体がいるだけで受けループに簡単に勝てる。神。
ここまでの3匹(パオジアン+カイリューサーフゴー)が基本選出となるが、ここからは、この3匹ではきついポケモンに強く出れるかつ汎用性の高いポケモンを探した。
はじめに、ヒードラン絡めのサイクル構築が少しきついと感じたので、剣の舞をすることで全てを破壊することのできるパンチグローブ連撃ウーラオスを採用した。
次に、環境に一定数いたトリックルームからのガチグマ、イダイトウ展開を阻止するためにモロバレルを採用した。ウーラオスに強めなのも魅力的な点の一つである。
最後に、初手ランドロスや特に初手ガブリアスが本当にきつかったため、相手にテラスを強要できて、大幅な削りを入れることのできるタスキ持ちハバタクカミを最終日に採用した。
以上で本構築の完成となった。
単体解説
パオジアン
テラスタイプ:電気
性格:いじっぱり
特性:わざわいのつるぎ
実数値:157(12) - 189(252+) - 116(124) - * - 85 - 170(116)
持ち物:こだわりスカーフ
技構成:つららおとし / かみくだく / せいなるつるぎ / テラバースト
https://mega-salamance.hatenablog.com/entry/2023/05/01/162436
を参考にしました。
A - 無振りテツノツツミを聖なるつるぎで87.5%で一発(97.7~116.0 %)
HB - 特化カイリューのするどいくちばし飛行テラバースト確定耐え
電気テラス時、特化パオジアンのせいなるつるぎ+ふいうち確定耐え
S - 最速スカーフガブリアス抜き
最速スカーフボルトロス抜き
準速レジエレキ抜き
最恐ポケモン。元々速いすばやさにさらにスカーフを持たせることで、あらゆるポケモンの上から動くことができる。
パオジアンは、タイプ受けで対策をしていても上からつららおとしを打たれるだけで30%で負ける可能性が常にあることから、その対策としてスカーフ持ちのポケモンを用いられることが多い。そのポケモンたちのさらに上から動くことで、優秀なタイプの攻撃技により、相手のスカーフポケモンを容易に倒すことができる。例えば使用率上位のウーラオスやイーユイ、サーフゴーやロトムなどを咎めることができる。
また、環境には、主にパオジアンと水ウーラオスの対策として水タイプのポケモン(ヘイラッシャやテツノツツミ)や、水テラスタルによる受け(カイリューの水テラスタル、サーフゴーの水テラスタル)が流行していた。そこに、電気テラバーストがぶっ刺さっていた。サーフゴーやカイリューは電磁波持ちが多かったので、電磁波が聞かない点も強い点である。
このパオジアンについて記述したいことは山ほどあるが、その強さの一例を紹介する。
・初手 パオジアン対パオジアン対面
電気テラバーストを打つことで、この構築のコンセプトである、ほぼ全てのパオジアンに安定して勝つことができ、パオジアンとよく組まれている水タイプの受けポケモンに引かれても、大きなダメージを与えることができ、試合を有利に進められる。また、初手で対面しなくても相手のパオジアンの上から技が打てる安心感は半端なかった。
・初手 パオジアン対カイリュー対面
S8の環境には初手飛行テラステラバーストを打ってくるカイリューが本当に多く、そのカイリューに強い点が本当に偉かった。このパオジアンは特化くちばし飛行テラバーストを耐える調整にしているが、たまに見るはちまき型や水テラスによる受けのカイリューに倒されることもあったので、一貫して電気テラバーストを押していた。この選択により、テラスは消費してしまうが、相手のほぼ全てのカイリューに有利をとれ、裏まで貫ける。
カイリュー
テラスタイプ:水
性格:わんぱく
特性:マルチスケイル
実数値:197(244) - 154 - 156(212+) - 108 - 120 - 107(52)
持ち物:ゴツゴツメット
技構成:じしん / ほのおのうず / はねやすめ / アンコール
HB - できるだけ高く
S - Sを少しだけ振ったサーフゴー意識
主にパオジアンの引き先として選出する。構築経緯にも書いたが、カイリュー後出しからでも、アンコールを打つことで相手の龍舞カイリューを止めることができる点が強い。
また、ウーラオスやランドロスその他多くの物理ポケモンに役割が持て、選出して腐ることが少なかった。
さらに、ほのおのうずを採用することで、ヘイラッシャやディンルー、ドヒドイデに強く出れ、厄介なポケモンに仕事をさせず、大幅に削る動き、または一体持っていく動きは本当に強かった。今期はほのおのうず型が少なかったため、読まれにくい点も使いやすかった。
サーフゴー
テラスタイプ:はがね
性格:ひかえめ
特性:おうごんのからだ
実数値:171(68) - * - 116(4) - 189(148+) - 116(36) - 136(252)
持ち物:こだわりメガネ
技構成:ゴールドラッシュ / シャドーボール / 10まんボルト / きあいだま
HD - おくびょうハバタクカミのシャドーボールを最高乱数切り耐え
おくびょうテツノツツミの眼鏡ハイドロポンプを確定耐え
S - 相手のサーフゴーに負けたくないので準速
1パーティに1体サーフゴー、これガチ。特性が強すぎる。
構築経緯にも書いたが、対面や後投げからしんそくでパオジアンを倒そうとしてくるカイリューの引き先として優秀である。準速なので相手のカイリューに抜かれていることはなく、上から高火力を押し付ける動きが強かった。
自分の構築はテツノツツミやハバタクカミが重く、テツノツツミに強い点はよかった。ハバタクカミは相変わらずきついが、何度もハバタクカミのシャドーボールを耐えてゴールドラッシュで倒してくれたのでこの耐久調整は強いと思うし、本当にサーフゴーに感謝している。
また、うずアンコのカイリューと組ますことで、受けループに負けることがほとんどない。
きあいだまの採用理由は、終盤にチョッキヌメルゴンが体感増えた気がしたので採用したが、あたらないし、トリックほしい場面の方が多かったので、ぜったいトリックでいいと思う。10まんボルトはヘイラッシャやドヒドイデ、飛行テラスカイリュー、その他水テラスのポケモンなどに打つ機会が非常に多く、採用して正解であった。
ウーラオス
テラスタイプ:みず
性格:いじっぱり
特性:ふかしのこぶし
実数値:175 - 200(252+) - 120 - * - 81(4) - 149(252)
持ち物:パンチグローブ
技構成:すいりゅうれんだ / インファイト / アクアジェット / つるぎのまい
最初はタスキで使っていたが、自分のカイリューを水流連打で突破された時にバケモノだと思い、パンチグローブにしたところ、破壊神すぎた。
主にクレセドランなどのめんどくさいサイクルパーティーに投げることが多い。剣舞パンチグローブ水テラスすいりゅうれんだの火力は半端なく、ほとんどのポケモンが受けれていなかった。
先制技も持っていて対面力も高いため、選出する機会も多かったが、ツツミやパオジアンに上から殴られて倒されることも何度かあったので、立ち回りは重要であると感じた。
モロバレル
テラスタイプ:あく
性格:ずぶとい
特性:さいせいりょく
実数値:221(252) - * - 134(252) - 105 - 101(4) - 50
持ち物:たべのこし
技構成:ギガドレイン / クリアスモッグ / イカサマ / キノコのほうし
選出機会は少なかったが、役割対象を決めているので選出した時は必ずと言っていいほど活躍してくれた。
主に、トリックルーム展開をしてきそうなパーティー(ミミッキュ+イダイトウ、ガチグマなど)に選出する。こいつは素早さが遅いので、トリックルームを打たれても上から動くことができる。
イダイトウに対してめっぽう強いのでイダイトウ入りには選出していた。
また、テラスタルを悪にすることで、クエスパトラのアシストパワーやクレセリアのアシストパワーを無効化できるので、クエスパトラ対策としても使っていた。
ハバタクカミ
テラスタイプ:ノーマル
性格:おくびょう
特性:こだいかっせい
実数値:131(4) - * - 75 - 187(252) - 155 - 205(252+)
持ち物:きあいのタスキ
技構成:ムーンフォース / シャドーボール /でんじは / ちょうはつ
初手のガブリアスがきつかったので、最終日に追加したポケモンである。最終日もガブリアスを先発で出される機会が多かったが、このハバタクカミはガブリアス相手にテラスを強要できて、大幅な削りを入れることのできるため、ガブリアス対策として入れて良かったと思う。初手に飛行テラバーストを打ってくるランドロスもよく選出されていたが、そのランドロスにも強い点もよかった。このポケモンはどんな型で使っても汎用性があり、強い。この構築の最後のパーツであったことは間違いない。
テラスタルは正直フェアリーの方が強いとは思うが、最終日2回ミミッキュの攻撃を透かしてくれたのでよしとする。
選出
基本選出
先発 + +
初手に、パオジアン、カイリュー、ウーラオスなどが出てきそうな時は、初手にスカーフパオジアンを出す。パオジアンで一体倒した後に、裏にひいてパオジアンを残しておくか、裏のポケモンを死に出しするかをしっかり考えることが重要である。
ディンルーなどパオジアンに対してテラスタルを切って試合を有利に進めようとするポケモンに対しては、カイリューに引き、渦アンコを絡めて大幅に削り、裏のパオジアンやサーフゴーの圏内に入れる。
対クレセドラン(ヒードランを絡めたサイクル構築)
+@2( or )(選出順番は決まっていない)
ヒードランとウーラオスの有利対面をつくり、つるぎのまいから全抜きを狙う。ヒードランに草テラバーストで倒されてしまっても、裏のパオジアンのつららおとしやサーフゴーのゴールドラッシュが通せるようにどちらか、または両方を選出したい。
対トリックルーム構築
+@2( or or )(選出順番は決まっていない)
トリックルームを打ってくるポケモンとしてミミッキュが多く、モロバレルを選出することでそのミミッキュに強くかつキノコのほうしでトリックルームを防げたり、トリックルームを打たれても相手の裏のポケモンにキノコのほうしを上から打つことができる。相手の裏のポケモンに勝てないと意味がないので、対面性能の強いタスキハバタクカミなどは裏においておきたい。
対ガブリアス入りの構築
先発 +@2( or )
初手にガブリアスやランドロスが出てきそうな時は積極的にハバタクカミを出す。ハバタクカミとガブリアスが対面すると相手はテラスタルを強要される。ハバタクカミはタスキを持っているので、テラスタルを切らなくてもシャドーボールから入ることで大幅な削りを入れられたり、倒せたりできる。ハバタクカミで倒しきれなかった時のためにガブリアスの上から攻撃できるパオジアンや先制技持ちのウーラオスは裏においておきたい。
きついポケモンに対する立ち回り
ブーストエナジーS上昇のハバタクカミ
ブーストエナジー持ちでないハバタクカミはパオジアンが上を取っているので圧倒的高火力で倒せるが、パオジアンの上から動いてくるポケモンには弱い。。
S8ではなんとかサーフゴーを死に出しして、ゴールドラッシュを打って倒すか、ハバタクカミが出てくる前にウーラオスでつるぎのまいを積んでアクアジェットで倒したりしていた。
ディンルー
こいつは本当に硬すぎる。ディンルーが出てきそうな時はウーラオスを初手においてつるぎのまいからの水テラスすいりゅうれんだを打っていたが、テラスタルを切られていると、オボン込みで余裕で耐えられてしまう。また、フェアリーテラバーストを打たれるとウーラオスがディンルーに体力を残されたまま負けてしまう。カイリューの渦アンコで対応はできるがステルスロックを撒かれる上に、渦を打つ時に後ろのポケモンに引かれると試合が不利に進んでしまうので、ディンルーの対策は次のシーズンではちゃんと考えたい。
結果とあいさつ
結果:TN やつはしぃ S8 164位 R2048
終わりのあいさつ
ここまで読んでくださりありがとうございます。
S5でレート2000を達成してから、S6、S7と思うような結果が出せずにいたので、今回最高レート、最高順位を更新できてとても嬉しく思います。
僕のポケモンの愚痴をいつも聞いてくれている友人のTN;こガメラ、ほんとすまん、ありがとう(笑)
僕がしょうもない順位ツイートした時にすごいと言ってくださるTN;よみ、TN;とっさまーをはじめとするフォロワーさん、いつもありがとうございます。
今年中に最終1桁とるぞー!!!!
何か質問やコメント等ございましたら、Twitter @poke_yatsuhashyまでご連絡ください!名前はやつはしぃです。
ポケモンのことが話せる友達がほしいので気軽にお声がけください!(笑)
ありがとうございました!